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TV-CMに惑わされないように

昨日、森の中にヒグラシの鳴き声が響いていました。
豪雨に右往左往していた梅雨もそろそろ終わりのようです。少し、気温は低めになりましたが、湿度が高いので、蒸し暑さは大変なようです。
先日は、重い原料を道歩き、力の必要な仕事をしていたら、両腕の筋肉が固まって曲がったまま動かず、元に戻すのに苦労しました。
熱中症の前症状のようです。厳しい状況のときほど、「少しくらい・・・」と甘く見て無理をすると熱中症で倒れると言うことを、身をもって体験したところです。

そんなこともあり、少し休んで時間的余裕ができたので、何か参考になる情報をまとめてみることにしました。ここのところ、TV-CMで消費者を惑わすような情報がしきりに流されていることが気になっていたので、少し“理屈っぽく”説明したいと思います。
現在、洗剤は身近な物になり、あまり注意して深く考える習慣がなくなっていますが、もう一度見直して上手に使ってもらいたいと思います。

今年は、この梅雨時に、洗濯物の異臭・ニオイに困っているというニュースがありました。誰が言ったのか、この異常気象が原因だとか、まあ適当なことを言っていましたが、以前は天日干しが普通だったのに、近年の住宅事情で室内干しが増えたことが異臭を感じる一つの原因であることは確かです。
しかし、根本的な原因は、洗たく洗剤の洗浄力が低下していることで、洗剤が十分その機能を発揮していればニオイなど発生しないのです。
クリーニングの専門家(?)が出てきてその対策を説明していましたが、いずれも対処的な手法で、基本的な問題点を追及することはありませんでした。クリーニングの仕事をしているのなら、いくら手間をかけても当然ですが、一般の消費者にとっては、蒸し暑い日々、そうしたことに時間を費やす余裕はなく、実際に説明されたことをその通り行うことは難しいと思います。

最近、大手メーカーはそんな消費者の事情を鑑みて、何かというと目新しいTV-CMを流しています。
洗剤に除菌剤(=殺菌剤)を入れた、
洗浄力をUPした
クエン酸効果/重曹の力/セスキ炭酸ソーダ
とか、消費者に目新しい言葉を並べて、新規性をアピールしています。
しかし、どれも目先を変えることばかりで、問題解決には何も役にたちません。

TV-CMはメーカーの技術屋が作るのではなく、外部の広告会社、いわゆる素人が作るものなので、的外れなことをいかにも最もらしく、しかも誇大に言っても仕方ないのかも知れません。しかし、それに対して何も異論を唱えないメーカーの技術屋の姿勢も考えさせられます。

《長くなりそうなので、あと二三回に分けて説明したいと思います。何か、質問がありましたらお知らせください。できるだけ応えられるようにします》

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