洗剤を知る「紙上セミナー:洗たくに洗剤は、どうしても必要なものか
諸般の事情により、このところいろいろな質問・疑問をいただいても、直接お話しする機会が無くなってしまいました。世の中には、未だCMなどで多くの情報が一方的に流されていて、その真偽がわからず混乱している消費者の方が多くいるようです。そういう方々の一助になればと考え、これまでに寄せられた質問・疑問を、本欄(当「店長の日記」)を通して、これから、なるべく定期的に説明して行きたいと思います。
何でもそうですが、「モノ」を上手にしようするには、その「モノ」の本質をよく知ることが重要です。
ただ、生来、文章を書くことには無精な性格なもので、いつまで続けられるかわかりませんが、何とか続けたいと思っています。それで、そんな性格へ刺激を与える意味からも、もし何か、早く知りたいことがあれば、メールでお知らせください。調べなおして、少しでも早くお知らせするよう頑張ります。
まずは、最も基本的な問題
「洗たくに、洗剤はどうしても必要なものなのか」
についてまとめました。
洗剤はなぜ必要か?
というのは、洗たくばかりでなく、汚れを落とすことにおいて、その機能向上のために必要とするようになった、ということです。
それまで、洗たくにおいては、人の労力は大変なもので、それを軽減するために洗剤、そして洗濯機が用いられるようになりました。それゆえ、労力をかけることを厭わなければ、洗剤は必要ありません。
要するに、現在の洗たくは、次の二つの機能で行われています。
①洗たくおける主たる機能は機械力(物理的力)=人の力(揉む・こする・叩く)・
水流の力(電気洗濯機)。
➁汚れを落としやすくする洗剤=補助剤:①の機能を効率よく完遂する。
たとえば、昔はお伽話にあるように、川辺で衣類を水に浸し、手で揉む・足で踏む、あるいは棒で叩く、石にたたきつけるという力を与えて汚れを落としていました。その当時の汚れは、生活習慣も今とは違って、汚れもその程度で落とすことが出来ました。
その後、灰汁(かまどに残った木灰を水に溶かした上澄み液)が補助剤として利用され、昭和の戦争前後まで、地方では普通に用いられました。それより前の時代では、外国人が
「親切に洗ってくれるのはいいが、石けんを知らないので、臭さだけが残り閉口
する」
といっています。石けんが普及したのは、ずっと後の事だったのです。
時代とともに生活・文化も変化して、汚れも複雑になってきました。以前のような方法では簡単に落ちない汚れも出てきたのです。特に、近年は洗たく機まかせで洗たくしている人々が多くなりました。洗たく機の改良もいろいろ行われていますが、それは洗たく機だけでは十分でないことを示唆しています。
それ故、洗剤を使用して効果を上げることが求められるわけです。
2025-04-03 10:34