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どんな洗剤があるか

 洗剤は、その用途によっていろいろな呼称がありますが、一般消費者向けには「家庭用品品質表示法」により洗たく洗剤・台所用洗剤・住居用洗剤の三種類があります。それらも更に細分化されていますが、要は消費者が用途・目的を間違わないように認識することを促すために区分しているのです。

その中から、まずは洗たく洗剤を採り上げることにします。
少し専門的になりますが、汚れに焦点をあてた場合、二つに区分されます。
  ①しつこい汚れ用・・・重質洗剤:heavy duty
  ➁軽い(しつこくない)汚れ・・・軽質洗剤:light duty
 洗たく洗剤では、通常の洗たく機による洗たくで使用されるものは「重質洗剤」で、綿・麻・ほとんどの化学合成繊維の素材を対象としています。一方、絹・ウール・アセテートなどを素材とした「おしゃれ着」の洗たくに使用される洗剤は「軽質洗剤」になります。
 重質洗剤で「おしゃれ着」を洗うとどのような影響があるのかというと、
   色落ち・繊維の縮み・風合いの変化
といった変化を生じることがあります。従って、「おしゃれ着」を洗う場合は、よく繊維の品質表示のタグをみて確認し、洗剤を選ぶ必要があります。

現在、市場で販売されている洗たく洗剤(重質洗剤)は次の三タイプがあります。
  粉末洗剤:以前から広く使用されているタイプ・・・計量スプーンなどを使用。
  液体洗剤:自動投入システムの洗たく機の普及・・・一定量を自動的に投入す
    る。自動システムではない場合は計量カップを使用。
  ワンパック洗剤:携帯用などの目的で以前から存在しました。
    最初のものは、吸湿性の少ない「パウチ(小袋=pouch)」という形になっ
    ていて、封を切って中の洗剤を投入するものでした。それが、近年のコイ
    ンランドリーの普及もあって需要が多くなり、水溶性高分子(ポリビニル
    アルコールなど)膜で包んだタイプが一般にも知られるようになりまし
    た。これは、そのまま洗たく機に投入すればいいというう手軽さがありま
    す。
 粉末洗剤は、水の量・洗たく物の量(汚れの程度)によって使用量を加減できますが、自動投入用洗剤・ワンパック洗剤はその加減ができないので、洗剤の無駄使いをしてしまうという問題があります。これは、環境問題が顕在化している今日、排出される「全有機炭素量(TOC)」が多くなることで問題視されています。

内容成分に関しては主たる作用を示す界面活性剤により三タイプに分けられます。
◎陰イオン界面活性剤を主剤とするもの
  (1)直鎖アルキルアルキルベンゼン硫酸塩(LAS)
  (2)@オレフィン硫酸塩(AOS)
◎その他
  (3)非イオン系・両性系
 わが国ばかりでなく、世界的に陰イオン界面活性剤を主剤とする洗剤が主流を占めています。これは、特別な理由はなく、合成界面活性剤としての二種類が早くから多量に作られ使用されていたからで、それぞれの原材料として界面活性剤を製造するメーカーを中心としたグループが最終製品をも製造販売しているからです。
 その二種類に拘らず、非イオン界面活性剤を主剤とする洗たく洗剤は、アメリカが多く製造販売しています。我が国でも非イオン系の洗たく洗剤は生産されていますが、まだ微々たるものです。ただ、使用する水の性質(液性・硬度など)にあまり影響を受けないので、将来は期待が持てるのではないかと思われます。
 今のところは、陰イオン界面活性剤の短所を補完するために、陰イオン界面活性剤が補助的に配合されているだけです。

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