魔法だって、洗剤が
ひさしぶりにドラッグストアを覗いて見ました。
何か買う訳ではありません。
確認したいことがあったので、面倒臭いと思いながらも調べに入りました。
ありましたよ。
「魔法・・・万能洗剤」
とデカデカと表記した洗剤が。
さすがに、呆れました。
幼児のままごと遊びで使う洗剤ではないですよね。
いや、我が国の一般消費者のレベルは「幼児」程度であると見下しているのでしょうか。
医薬品や化粧品には「広告基準」があって言葉遣いにも注意しなければなりませんが、洗剤は「薬機法」の範囲外なので、石けん洗剤工業会の方も、広告基準のような製薬は正式には決めていないようです。
しかし、日本のメーカーは行き過ぎが無いよう自主的に広告の言葉遣いに注意しています。だから、これまで「魔法」なんていう言葉など決して使用しなかったのです。
先の「濃縮」の件も、すでに45年程前に消費者団体との間でやり取りがあり、それ以来広告には使われていないはずです。
それが、今回はよりによって「魔法」とは。開いた口がふさがりません。
洗剤は「科学」であり「魔法」ではありません。
何か、異論が出たら言訳するために、極めて小さい文字で「・・・のような」という言葉を入れています。それこそ、姑息以外の何物でもありません。
そろそろ我が国の消費者も、ゴミ同然の香の強い「柔軟剤」に狂喜乱舞したことを反省し、しっかり洗たくを見直さなければならないのではないかと思います。
・・・あぁ~、言いたいことを言って、スッキリしました。
2025-05-18 20:43